オレは昔から走るのが好きでさ。朝の山道とか、まだ空気が冷たい時間にひとりで走ってると、体がどんどん目覚めていく感じがして──なんていうか、生きてるって感覚が、体の芯から湧いてくるんだよな。
この前、仲間から聞かれたんだ。「有酸素運動って髪にいいって聞くけど、筋トレはダメなのか?」ってさ。オレも最初はなんとなく“走る=健康にいい”って思ってただけで、髪のことまで考えたことなかった。でも、言われてみれば気になるよな。
で、ちょっと本気で調べてみたんだ。そしたらさ、単に「いい・悪い」じゃなくて、運動の種類とやり方、あと自分のライフスタイルに合わせた“向き合い方”が大事だってわかってきた。
この話、誰かのヒントになったら嬉しいなと思って、今日はオレなりにまとめてみるぜ。
目次
1. そもそも有酸素と無酸素って何が違う?
まずな、「有酸素運動」と「無酸素運動」って言葉、ちょっと堅いけど、意味はシンプルなんだ。オレたちがよくやるジョギングとかサイクリング、ああいう“長時間ゆるやかに続ける運動”が有酸素運動。体にたくさん酸素を取り込みながら、脂肪や糖をゆっくりエネルギーに変えていくタイプ。
逆に、ベンチプレスとかスクワットみたいな“短時間で爆発的に力を出す系”が無酸素運動。筋肉にある糖を一気に使って動くから、酸素の力はあんまり使わない。
感覚的に言うと、有酸素は“リズムと呼吸”、無酸素は“パワーと緊張”って感じだな。だからこそ、それぞれの運動が体に与える影響も違うし、当然、髪への作用も変わってくるわけだ。
オレの場合は、どっちかっていうと有酸素派。走ってる時のあの“風を切る感覚”、たまらないんだよな。けど、無酸素=悪って思ってるわけじゃない。むしろ、どっちにも良さがある。
2. 髪と血流の関係──運動が薄毛に効くって本当?
髪の毛ってさ、死んだ細胞みたいに見えるけど、実は根っこの部分ではめちゃくちゃ“生きてる”。毛根って、血流から栄養もらって育ってるんだよな。だから、血がちゃんと流れてなきゃ、髪も細くなったり抜けやすくなったりする。
運動すると心臓がバクバクするだろ? それってつまり、血液が全身に巡り出してるってことなんだよ。で、その血液が酸素や栄養を運んで、頭皮にまで届けてくれる。
オレは自然の中で走るのが好きなんだけど、あの時の“空気が体中を駆け抜ける感覚”って、まさに血流が良くなってる証拠なのかもなって思う。体がポカポカしてきて、頭もスッキリするし、風が通り抜けていく感じがする。あれ、実はめちゃくちゃ頭皮にとっていい時間なんだと思う。
あとさ、頭皮のコリって、自分じゃ気づきにくいけど意外と多いらしいんだよ。肩とか首とつながってるから、そこの血流が悪いと、頭皮まで詰まりやすい。オレは山登りしたあとに温泉入るのが好きなんだけど、あの“ふわ〜”って血が巡っていく感覚、あれも髪にはいいんだろうなって思ってる。
3. 有酸素運動のメリット:ストレス・血流・酸素
走るってさ、単に足を動かすだけじゃなくて、心も整えてくれるんだよな。たとえば朝、ちょっと気分がもやもやしてる時でも、山道をひとっ走りすると、終わる頃には「ま、いっか」ってなってることが多い。これって、ストレスホルモンが減ってる証拠らしいんだよ。
実際、ストレスって髪にとって大敵なんだってさ。ストレスが溜まると、血管がギュッと縮んで、頭皮への血流が悪くなる。しかも、ホルモンバランスも崩れて、抜け毛が増える原因にもなるらしい。
でも、有酸素運動をすると、脳内で“幸せホルモン”って呼ばれるセロトニンやエンドルフィンが出てくるんだって。オレの感覚で言うと、「ああ、今日もオレ、ちゃんと生きてるな」って思える瞬間。あの感じが、髪にもちゃんと届いてると思うと、なんか嬉しいよな。
それに、走ってると呼吸が深くなるだろ? たくさん酸素を取り込むから、体中に新鮮な空気が巡っていく感じがする。この“酸素供給”ってのも、実は髪にとって大事なポイントで、毛根にしっかり酸素が届くことで、髪の育ちも安定するってわけ。
オレにとって有酸素運動って、髪のためにやってるってよりも、「生きてる実感を得るためにやってたら、結果的に髪にも良かった」って感じなんだよな。
4. 無酸素運動はNG?筋トレと薄毛の“勘違い”
さて、ここでよく言われる「筋トレするとハゲる」って話。これ、ほんとよく聞くし、オレの仲間の中にも気にしてるヤツがいた。でも結論から言うと──筋トレが直接の原因で髪が抜けるわけじゃない。
筋トレってさ、確かにテストステロン(男性ホルモン)が一時的に増えるんだよ。でも、それが全部DHT(薄毛の原因物質)に変わるかっていうと、そんな単純な話じゃない。
むしろ、筋トレって血流を促すし、姿勢も良くなるし、食事に気をつかうようになったりするだろ? そういう“生活全体の意識”が髪にもいい影響を与えると思う。
ただし、筋トレ中に「無理な追い込み」や「極端なダイエット」をしてると、体がストレス状態になって、ホルモンバランスが崩れる可能性はある。あとは、プロテインの摂りすぎで皮脂分泌が増えて、頭皮トラブルになるケースも聞く。
要は、筋トレ自体が悪いんじゃなくて、“やり方”と“生活とのバランス”が大事なんだよな。
オレも最近は、山登りの筋力アップのためにスクワットとかやってるけど、やりすぎない。心地よく汗をかくくらいがちょうどいいって思ってる。
5. サクロウ式・髪に効く運動ルーティンのすすめ
オレが今やってるのは、「朝ラン+軽めの筋トレ+ストレッチ」っていう、シンプルだけど続けやすい流れ。
朝の空気を吸いながらのランは、もう習慣みたいなもんで、体も頭もシャキッとする。走った後にスクワットやプランクを少し。それから、首と肩をほぐすストレッチを忘れない。
あとは、週末に山登り。自然の中を歩いて汗をかくのって、やっぱ最高なんだよな。身体も心も整うし、なにより気持ちが前向きになる。
ポイントは、「やりすぎないこと」と「心地よさを優先すること」。髪のためっていうより、自分が気持ちよくいられる時間を増やすって感覚でやってる。
6. 結論:「やりたくなる運動」が、いちばん続く薬だ
最後に伝えたいのは、「この運動が絶対に効く!」っていう魔法みたいな答えは、正直ないってこと。
でもさ、自分が「気持ちいい」「続けたい」って思える運動を選ぶこと。それが結果的に、髪にも心にも体にも、いちばん効いてくるんじゃないかなって、オレは思う。
髪を育てるって、結局は“生き方”とつながってるんだよな。
今日も、風が気持ちいい。そう思えるだけで、きっと大丈夫だって、オレは信じてる。