髪がパサつく。抜ける。まとまらない。
その悩み、シャンプーのせいにしてないか?
――外からどうこうする前に、“中”だ。
体の中で、髪を作ってる材料が足りてない。
一番わかりやすいのがタンパク質不足だ。
タンパク質は、髪の主成分。
筋肉と同じように、日々使われ、壊され、補われてる。
足りなきゃ、当然ダメージも修復されない。
それどころか、「いざとなったら髪より命」で、他の器官に回されてしまう。
髪は後回しにされる臓器。
「髪に出る」ってのは、「もうギリギリです」ってサインだ。
タンパク質をナメるな。ちゃんと摂れ。オレの体感ごと、ここに書いてく。
目次
髪は“死んだ細胞”だが、材料は“生きてる”ところから来る
ーー「髪はケラチン」→その元がタンパク質/筋肉との共通点も
「髪は死んだ細胞だ」って言葉、聞いたことあるだろ。
確かにその通り。切っても痛くないし、血も出ない。
でもな、「死んでるからどうでもいい」って思った瞬間、もう負けてる。
髪は確かに死んでる。けど、それを作ってるのは今生きてるお前の体だ。
血を巡らせ、栄養を届けて、細胞が分裂して、ケラチンってタンパク質をせっせと作る。
そこまでやってようやく、“毛”として外に現れる。
つまり、髪の美しさはお前の体の今の状態そのものなんだよ。
で、そのケラチン。こいつの原料が、タンパク質だ。
筋トレしてるやつならピンと来るだろうが、髪もある意味“鍛えられる部位”だ。
タンパク質を摂って、それが毛根に届いて、必要量あってはじめて強くなる。
筋肉と同じで、壊れるし、栄養なきゃ回復しねぇ。
髪が細い、抜ける、パサつく。
見た目の問題の前に、材料が足りてねぇんじゃないかって疑ったほうがいい。
栄養足りないくせに、トリートメントとか高級シャンプーに逃げてねぇか?
まずやるべきは“生きてる側”を満たすこと。
オレはそこから始めた。
髪も人生も、材料なきゃ積み上がらねぇんだよ。
髪がパサつくやつは、食事を舐めてる
低タンパク食=体が痩せ細るだけじゃない/爪・肌・髪に出る
髪がなんかスカスカ、ツヤがない、まとまらない。
そういうやつ、決まって「何使えば治るかな?」って外からのケアばっか気にしてる。
だが言っとく。
髪のパサつきは、食事の通知表みたいなもんだ。
タンパク質足りてねぇ奴は、真っ先にそこに出る。
オレが言いたいのは、“体が痩せる”のと“髪が痩せる”のは別モンじゃないってこと。
筋肉だけじゃない。爪も、肌も、髪も。
材料は同じく“タンパク質”だ。
そいつが足りなきゃ、まず削られるのが「生きるのに今すぐ必要ないパーツ」──
つまり髪。
オレたちの体は正直だ。
優先順位をつけて、足りないぶんを回してくる。
タンパク質が足りないとき、最初に外見から崩れてくるのは、
まさに“髪”ってわけだ。
サラダだけ、パンだけ、カフェ飯ばっか食ってるやつ。
悪いが、それじゃ髪は育たねぇ。
むしろ、自分の体を削って日々しのいでるようなもんだ。
ツヤがない?
コシがない?
それ、見た目の問題じゃねぇ。中身が干からびてんだよ。
筋トレだけじゃない。“食トレ”で髪も強くなる理由
ーーサプリより先に、食事が先。摂取目安g数とタイミング
ジムで追い込んでるやつは、タンパク質の大事さを知ってる。
でも、髪となるとピンと来てねぇ。
筋肉=タンパク質ってのは有名だが、髪もまったく同じ材料でできてる。
むしろ、髪は「残ったタンパク質」で作られてるって言ったほうがいい。
だから、筋肉に全部使われたら、髪に回すぶんはねぇ。
しかも、髪の材料=ケラチンは、体内で合成される。
その合成には、タンパク質だけじゃなくて、ビタミンB群や亜鉛も必要になる。
つまり、食事全体の“質とバランス”が髪に直結してるってこと。
サプリに頼るのも悪くねぇが、まず「日々食ってるメシ」を疑え。
肉・魚・卵・豆──一日どれだけ食ってる?
目安は「体重1kgあたり1〜1.5g」だ。
たとえば体重70kgなら、最低でも70gはタンパク質が欲しい。
ただし、一度にドカ食いしても吸収されねぇ。
一食で吸収できるタンパク質量は、だいたい20〜30g程度。
つまり、3食+1回プロテインくらいがちょうどいい。
「筋トレ後のプロテイン」は有名だけど、
「寝起きのタンパク質」こそ、髪には効く。
朝は体が一番枯れてる時間。そこで補給するかどうかが分かれ道だ。
髪を育てるのは、筋トレじゃなく“食トレ”だ。
どっちも地味だが、結果が“見える”までのラグが、裏切らない。
“育毛食”の落とし穴:高タンパク=高脂質ではない
ーーコンビニ鶏肉、加工品の罠、揚げ物依存を切る
「高タンパク」ってワード、最近よく見かけるだろ?
プロテインバー、サラダチキン、コンビニ飯にまで“高タンパク”のラベル。
でもな──“髪に効く食事”と“流行の高タンパク食”は、似て非なるものだ。
たとえば鶏むね肉のサラダチキン。一見ヘルシーで高タンパク。
でも、市販のやつは保存のためにナトリウムや添加物が多めだったり、
味付けで脂質や糖質が増えてることもある。
ソーセージ・ハム・ベーコンなんかも、タンパク質はあるが、
脂質・塩分・添加物まみれ。
体内での炎症リスクを上げて、逆に髪にはマイナスだ。
で、ありがちなのが「揚げ物でタンパク質を摂る」パターン。
唐揚げ・フライ・天ぷら──
肉や魚は入ってるが、油を通して摂ると酸化脂質のオンパレードになる。
ここで一度、冷静になれ。
髪を作る“内臓”たちは、日々の食事で働いてる。
脂質過多は、肝臓や腸の働きを鈍らせて、栄養の吸収効率も落とす。
つまり、せっかく摂ったタンパク質も活かせなくなるってことだ。
髪のための食事ってのは、量より質、そして“調理法”。
同じ鶏肉でも、「蒸す・茹でる・焼く」で大きく変わる。
「揚げない」「加工しない」「余計な味付けをしない」。
その3つが、髪の材料を“まっすぐ届ける”ルートを開く。
気づいたら、髪を育ててるつもりが、ただの脂を育ててた──
なんてことにならないようにな。
サクロウの朝食公開:「目玉焼き+納豆+味噌汁」には理由がある
ーー卵の完全性アミノ酸/発酵と髪の関係/吸収率
オレの朝はだいたい、目玉焼き・納豆・味噌汁。
これだけで、髪に必要な“材料”はほぼ揃う。
まずは卵。
これはもう“栄養の完全食”って言われるくらい、アミノ酸スコア100点。
髪の元になるケラチンに必要な必須アミノ酸を、バランスよく含んでる。
特に重要なのが、メチオニンやシスチン。
これらが不足すると、髪のコシ・ハリがなくなる。
それから納豆。
ここは「発酵」がキモ。
発酵によって吸収率が上がるタンパク質+ビタミンB群+亜鉛、全部入ってる。
しかも、納豆菌が腸内環境を整えて、栄養の吸収そのものを底上げしてくれる。
髪ってのは腸が元気じゃないと、根っこから弱る。
髪に栄養が届かない=腸のサボりと見ていい。
で、味噌汁。
味噌も同じく発酵食品。
大豆由来の植物性タンパク質+塩分でのミネラル補給+温かさで内臓が動く。
冷たいもんばかり食ってるやつは、代謝も悪いし、吸収効率も落ちる。
「温かい汁物で一発目に内臓を起こす」ってのは、髪にとっても地味に重要だ。
この3つ、見た目は地味だが、
内側での“仕込み”が桁違いにデカい。
プロテインやサプリに手を出す前に、
まずは朝、これを“習慣”にしてみろ。
髪が変わるかどうかは、口に入れる“最初の一手”で決まる。
“髪の素”が揃ったとき、セットのノリも変わる
ーー内側から整った髪は、外のケアの“効き”も変わる
外からどれだけトリートメントしようが、アイロンで形を整えようが、
素材がヘタってたら、仕上がりも薄い。
これは、髪も肌も筋肉も、全部一緒だ。
タンパク質が足りていない髪は、水分を抱え込む力が弱い。
だから乾燥しやすく、広がりやすい。
いくら高級なオイルでコーティングしても、
“中身”がスカスカじゃ、湿気ひとつで崩れる。
逆に、しっかり栄養が回ってる髪は、
一本一本が“芯”を持つ。
乾かしたあとに手ぐしを入れただけで、
「お?なんか今日まとまり良くね?」ってなる。
オレはワックスを塗り込む前から手応えを感じる。
根元から立ち上がる感じ、ツヤの出方、指の抜け。
これ全部、“中身”が詰まってる髪にしか出せない感触だ。
つまり何が言いたいかって?
食事=スタイリングの下地づくりってことだ。
メイクでいうスキンケア。
塗る前に、ちゃんと育てておけって話。
結論:髪は“食ってるか”で変わる。足りないやつから抜けてくぞ
髪ってのは、命がけで優先されるような臓器じゃない。
心臓や脳みたいな“生きるための器官”に比べたら、後回しにされる存在だ。
つまり、体内の栄養がギリギリなら、髪には回ってこない。
生命維持が最優先。
だからこそ、髪は「余裕があるかどうか」を映す鏡だ。
逆に言えば、髪がしっかりしてるやつは、
ちゃんと“満たしてる”。
体が整ってて、代謝が良くて、血が巡ってて、必要な栄養が足りてる。
育毛剤より、プロテインより、サプリより、
まず“食ってるか”。
それが全ての起点だ。
「なんか最近パサつく」「立ち上がりが弱い」「セットが決まらない」
──その髪の不調、まずは皿の中を見直せ。
足りないやつから、抜けていく。
それだけの話だ。

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