抜け毛の原因は、栄養だけじゃない。
ストレス・不安・焦り──そういう“心の摩耗”が、髪にガチで出ることを知ってるか?
オレは「忙しすぎて笑ってねぇ時期」に、地肌が荒れて髪がごそっと抜けた。
食っても寝ても戻らない抜け毛。その根っこにあったのは、メンタルの乱れだった。
ドーパミン、オキシトシン、セロトニン。
聞き慣れた“脳内ホルモン”が、実は髪の毛ともがっつり関係してる。
しかもそれ、恋人やペットとの触れ合いでも回復できるって話だ。
今回は、科学と体感の両方から語る。
「ストレスでハゲる」は都市伝説じゃねぇ。ホルモンと髪の深い関係、掘っていこう。
目次
“メンタル”と“髪”の関係、軽く見てねぇか?
「ストレスで髪が抜ける」と聞いて、
なんとなく“あるあるネタ”として流してないか?
オレも昔はそうだった。
「疲れてるだけだろ」って。だが、現実はもっとシビアだった。
ストレスがかかると、コルチゾールっていうホルモンがドカンと分泌される。
こいつは“闘争・逃走反応”を促すために必要なやつなんだが、
長く続くと、体にも髪にもダメージを与える。
特にやばいのが、毛根への影響だ。
毛母細胞の働きを鈍らせ、髪の成長が止まるor縮む。
さらには、皮脂の分泌が乱れたり、血流が悪化したりして、
「なんか最近、地肌がベタつく…」「セットが決まらない…」ってなる。
しかもこれ、ジワジワと進むからタチが悪い。
本人は気づかないまま、“確実に進行”していく。
気合じゃ止まらねぇ。
これは“ホルモンの波”の話だ。根性論じゃどうにもならない。
ストレスケア=育毛ケア。
この認識、男ならそろそろ持っといた方がいい。
サクロウの体験:“余裕がなくなると、まず髪が荒れた”
これはオレ自身の話だ。
昔、仕事でも私生活でもガタガタだった時期がある。
やることが山積みで、休む暇もねぇ。
「なんでこんなに忙しいんだ」って毎日イラついてた。
そしたら──髪に出た。
抜け毛が増える。
朝起きたとき、枕に落ちてる本数が目に見えて増える。
風呂でもごっそり。排水口の掃除が毎日だ。
それだけじゃない。
切れ毛が目立ち、髪にハリもコシもなくなった。
セットしてもすぐペタンとへたる。
湿疹やかゆみまで出て、頭皮まで荒れはじめる始末。
当時は気づかなかったが、
今思えばあれは完全に“ストレス由来の不調”だった。
身体って正直だ。
心が荒れてると、髪が真っ先に悲鳴を上げる。
逆に、髪が荒れたことが心が荒れてるサインだったんだと気づいた。
今ならわかる。
あのとき、まず整えるべきだったのは「予定表」じゃなく、
「自律神経」と「脳内ホルモン」だった。
ドーパミン・オキシトシンって何者?髪とどう関係?
ドーパミンとオキシトシン。
聞いたことはあるかもしれねぇ。
どっちも“脳のご褒美ホルモン”とも呼ばれる存在だ。
- ドーパミン:達成感・快感・やる気のスイッチ
- オキシトシン:つながり・安心感・信頼を生む
一見、髪とは関係なさそうに思える。
でもな──このふたつのホルモンが出てないときって、
つまり“ストレスに支配されてる状態”なんだよ。
ストレスホルモン(コルチゾール)が優位なままだと、
毛母細胞の活動が鈍る。
「血流」も「栄養吸収」も落ちる。
結果──髪が細くなり、抜けやすくなる。
一部の研究じゃ、
ドーパミンやオキシトシンの分泌が毛母細胞を活性化させるって説もある。
つまり、“うれしい”“楽しい”“安心する”という状態が、
髪の生育環境を整える力になるということだ。
逆に、常にイライラして、誰にも触れず、
孤独や不安を抱えてる状態では、
どれだけ栄養を取っても、髪の根っこに届かねぇってこともある。
髪は“物理”だけじゃ育たない。
“感情”や“つながり”が、じわじわと効いてくる世界なんだ。
触れ合い・自然・笑い──脳を整えるルーティンが髪を守る
“脳にいいこと”をしてるかどうか、
それが、髪に出る。
「髪にいい食べ物は?」って聞かれりゃ、卵だの納豆だのって答えるけど、
じゃあ「髪にいい感情は?」って聞かれたら、どうだ?
答えは──安心感、つながり、笑い。
それらが脳に流れ込むと、ドーパミンもオキシトシンもじわじわ出てくる。
その“流れ”が、頭皮と毛根をじわじわ癒やしていく。
たとえば:
- 誰かとハグする
- ペットを撫でる
- 人と笑う
- 好きな音楽を聴く
- 朝日を浴びる
- 森林に入る
全部、オレの中では“育毛行動”だ。
冗談みたいに聞こえるかもしれねぇが、マジで効く。
恋人じゃなくていい。
ペットでも、友達でも、親でも、山でも空でも土でもいい。
「何かにふれる」ことで、自律神経が整って、
交感神経ばっか働いてた脳に、休む隙間ができる。
そういう隙間に、ホルモンが満ちてくるんだ。
サプリよりも、シャンプーよりも、
「今日、誰かにふれたか?」「笑ったか?」ってことの方が、
明日の抜け毛を減らしてくれるかもしれねぇ。
サクロウの回復法:登山/日光/風呂で“自律神経”から整える
正直に言う。
オレも、一時期かなり抜けてた。
理由は一つ──余裕がなかった。
時間に追われて、焦りとイライラで呼吸は浅くなる。
カフェインで無理に起きて、スマホで神経を擦り減らして、
夜になっても寝つけない。
気づいたら、髪がゴワついて、洗面台にごっそり落ちてる。
そこでオレが試したのが──“整えること”に集中するって手だった。
やったのはシンプルだ:
- 登山(低山でOK)
→無心で足を動かす/自然音にさらされる/全身がゆるむ - 朝の日光浴(10分でも)
→セロトニン→メラトニン→睡眠の質UP/頭皮再生 - 長めの風呂+ストレッチ
→副交感神経ON/睡眠導入/炎症のクールダウン
ポイントは、「気分を変えよう」と無理しないこと。
無理にポジティブになる必要はねぇ。
“楽しい”より、“整ってる”状態を目指した方がいい。
自律神経が整ってくると、呼吸が深くなる。
睡眠が深くなる。
髪も“深く”育ち始める。
つまり、髪は“元気”のバロメーターじゃねぇ。
余裕のバロメーターだ。
ホルモン乱れると皮脂・炎症・頭皮荒れにつながる
「なんか最近、地肌がベタつく」
「シャンプーしても、かゆみが取れない」
「ポツポツした湿疹みたいなものができる」
──こういう症状、全部ストレスから来てる可能性がある。
なぜなら、ホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌が崩れるからだ。
ドーパミンやオキシトシンが足りない状態ってのは、言い換えれば、
「交感神経が暴れてる」ってこと。
その結果、コルチゾール(ストレスホルモン)が優位になりっぱなしになる。
で、これがどうなるかっていうと:
- 皮脂が過剰に出る → 毛穴が詰まりやすくなる
- 炎症が起きる → 赤み・かゆみ・湿疹のトリガー
- 血流が悪くなる → 毛母細胞に栄養が届かない
つまり、抜け毛の“下地”が整ってしまう。
で厄介なのが、「髪そのもの」にはすぐ出ないってこと。
先に現れるのは、地肌の違和感なんだよな。
だから、
「なんか最近、頭皮が荒れてるな」と思ったら、
それは髪のSOSじゃなくて──“心のSOS”だと思え。
ストレスは、メンタルに出る前に、肌と髪に出る。
結論:メンタルケアは育毛ケア。“心から髪が変わる”ってマジだ
髪にいいサプリ、食事、シャンプー──
そういう外側・内側のケアも、もちろん大事だ。
でも、それらを支える土台が崩れてたら、意味がない。
その土台とは、メンタル=脳の状態だ。
髪は、心のコンディションにめちゃくちゃ影響を受ける。
いや、むしろ──真っ先に影響を受ける。
「ストレスは万病の元」と言われるが、
髪に関しては、まさに「抜け毛の元」でもある。
オレたちは、日々いろんなものと闘ってる。
仕事、プレッシャー、人間関係、孤独。
逃げたくても逃げられない。
だったらせめて──“整える時間”を持つこと。
- 朝に太陽を浴びる
- 湯船にゆっくり浸かる
- 気の合うやつとメシを食う
- 山に登る
- ペットに触れる
- 音楽に体を預ける
そういう行為が、ちゃんとドーパミンやオキシトシンを出して、
交感神経を静め、コルチゾールを抑えてくれる。
それが髪の毛にも、確実に伝わるんだ。
メンタルケアは、育毛ケア。
“心から髪が変わる”ってのは、気のせいでも精神論でもなくて、
ガチの生理反応だ。
だからオレは言う。
無理するな。でも、怠けるな。
自分をちゃんと整えて、髪も、心も、育てろ。




