【Q】「まだ20代なのに薄くなってきました…」サクロウが見た“風と沈黙”のはじまり

Young man standing on a hill at sunset, touching his scalp with one hand, back view, wind blowing through his hair
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サクロウ

サクロウ

・のらサムライ

・情熱と実感で切り拓く、“突破の指南者”

・Webメディア運営13年目

・男にモテるくらいの漢になりたい

・ストイックが得意

・筋トレやアウトドア好き(最近登山行けてないけど)

・日本人、和食だとサバとか好き

・知恵知識を地層に

・元書店員4年、元古書店店主10年、読書・選書が好き

・AIでサクラや怪しいレビューは一掃。ちゃんと選びたい人にこそ、見えないとこで力使ってるぜ。

・I am a Japanese creator.

友達が言い出した──「最近、風が地肌に当たる気がするんだよ」

ある日の昼下がり、山道の途中で立ち止まった友達が、ふいに言ったんだ。

「最近さ、風が……なんか、地肌に当たる感じがするんだよ」

そいつはまだ20代前半。陽の光の下じゃ、髪もちゃんと見えるし、周りからしたら「気にしすぎじゃね?」って思うレベルだった。

でも、オレはその言葉に、すぐピンときた。

あの「風が当たる感じ」ってやつ。
自分の中だけで分かる、わずかな違和感。
誰にも言えないけど、毎朝、枕に落ちてる毛の本数が気になる。
写真を撮って、ちょっと頭のてっぺんを拡大して見てみる。

「気のせいだと思いたい」
でも、それがずっと、心にひっかかってる。

そいつの声は、まるで風にさらわれる前の“かすかな火種”みたいだった。

若年薄毛ってどう始まる?──生え際型とつむじ型、目立ち方の違い

薄毛って言うと、もっと年上の話だと思われがちだけど──実は、10代後半〜20代でも「兆し」は始まってる。

大きく分けると、若年型の薄毛には2つのパターンがある。

ひとつは「生え際型」。
前髪のラインが少しずつ後退して、M字型になっていくタイプ。

もうひとつは「つむじ型」。
頭頂部からじわじわと薄くなって、光の角度や写真で初めて気づくようなタイプだ。

どっちも共通してるのは、「気づくのが遅れやすい」ってこと。

なぜなら、鏡じゃ見えない。
日常では、意識しないと見逃す変化ばかりだからだ。

でも、風の通り方、ドライヤーの熱の感じ方、帽子を脱いだときの違和感──
そういう“自分しか分からない感覚”が、実は最初のサインだったりする。

サクロウの仲間も、まさにその“風”に気づいて、やっと声にした。

それだけで、すごく勇気がいることだったと思う。

「まだ20代なのに──」って、誰かに言われそうで。
でも、言葉にしてくれたからこそ、オレもそいつにちゃんと向き合えたんだ。

悩みは口にしづらい──「恥ずかしさ」と「誰にも言えない空白」

若くして薄毛の兆しが見えると、一番の敵は「恥ずかしさ」だ。

笑われたくない。
からかわれたくない。
「若いくせに何を気にしてんの?」って、冗談交じりで言われたら、それだけで心が閉じる。

だからみんな、黙る。

検索する時間は深夜。誰もいない部屋でスマホをにぎりしめて、「若い 薄毛 治る?」って打ち込む。

親にも言えない。
友達にも言えない。
誰かに相談することで、「本当にそうなんだ」と認めるのが怖いんだ。

でもその沈黙の中で、悩みはどんどん育っていく。
髪が減ってるのか、気にしすぎなのか、わからないまま“見るのが怖い”に変わっていく。

サクロウは、その空白を知ってる。
だからこそ、声にしてくれた仲間に、こう言った。

サクロウの言葉──「気づいた時が、“守れる最後のチャンス”かもな」

「気にしてるってことは、気づいてるってことだろ?」

「だったら、まだ間に合うかもしれねぇ」

オレがそう言ったとき、友達はちょっとだけ目を伏せた。
でも、うなずいてくれたんだ。

気づくって、怖い。
でも気づかないまま進むほうが、もっと怖い。

風が変わったとき、枕が違うとき、髪の立ち上がりに違和感があるとき。
それは、自分の身体が発してる“かすかな声”だ。

「今、守ろうと思えば、できることはある」

その火種をちゃんと見つめてやれば、炎にはできる。

そしてオレは、そいつに伝えたんだ。

「逃げなくていい。ただ──見てやってくれ。お前自身の“いま”を」

若くてもできること──生活・育毛剤・スコープチェックの選択肢

「でも、何から始めればいいんだろう?」

それが、仲間の次の言葉だった。

焦る気持ち、あるよな。急に髪が生えてくる魔法なんてないし、選択肢は多すぎて何が正解かわかんない。

でも大事なのは、“今できること”を知っておくことだ。

まずは、生活習慣を見直す。

夜ふかしをやめて、しっかり眠る。 脂っこい食事を減らして、野菜やタンパク質を意識して摂る。 ストレスが強い日々なら、少しでも身体を動かして、風を感じる時間をつくる。

その上で、育毛剤を使ってみるっていう選択もある。 市販でも初期に使えるタイプ(ミノキシジル配合など)はあるし、 「効くか分からないから」と何もやらないより、“試してみる”方が前に進める。

そして──オレが勧めたのは、スコープ診断。

今の頭皮がどうなってるか、実際に“見る”。 それだけで、霧が晴れることもある。

最近はセルフ用のマイクロスコープもあるし、クリニックじゃなくてもできる。

“見て確かめる”って、それだけで怖さは半分になる。

薄毛=終わりじゃない──「整えて生きる」という選択肢

薄毛って、「終わり」みたいに思ってた。

でも、違うんだ。

仲間を見ていて、オレは思った。

薄毛は、「変わっていく自分」と“ちゃんと付き合う”ための入り口なんだ。

隠すんじゃなくて、整える。 放っておくんじゃなくて、向き合う。

それだけで、自分の見え方が変わる。 鏡の前の自分が、ちょっと穏やかな顔になる。

育毛って、髪のことだけじゃない。 “自分をどう扱うか”を見直す行為でもある。

オレが今、髪に触れるときの手は、前より優しくなってる。 そしてたぶん──心も、同じように変わってきてる。

それに、整えるってことは「諦める」ってことじゃない。

むしろ、“前を向く覚悟”だと思う。

ボリュームが増えるかどうかより、自分をちゃんと扱えてるかどうか。

髪と心は、いつだって繋がってる。 乱れてるときは、どっちも同じ方向に崩れていくし、 立て直し始めるときも、一緒に整っていく。

だからこそ、整えるってのは「自分に光を当て直す」ことなんだ。

それが、オレのたどり着いた結論。

まとめと伝言──「今だからこそ、間に合う。だから“逃げずに見てみてほしい”」

この記事を読んでる誰かが、 「なんか、最近ちょっと気になるな」って思ってるなら── その感覚は、間違ってない。

そして、それは“間に合ってる証拠”でもある。

怖いと思うのは、ちゃんと向き合おうとしてる証拠。

若さって、無敵じゃない。 でも、「守れるうちに気づけた人」だけが、 この先も“軽やかに風を感じて”生きていけるんだ。

サクロウからの伝言は、ひとつ。

「いま、気づけたなら──見てやってくれ。お前自身の“これから”を」

そして、守る準備を始めてくれ。

火種は、まだここにある。

燃やすのは、これからだ。

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