【Q】「薄毛は遺伝だけで決まるんですか?」サクロウが語る“受け継がれるもの”と“変えられるもの”

Sakurou standing on a misty forest trail at dawn, gazing upward in contemplation, with wind blowing through his green and red streaked hair
この記事を書いた人
サクロウ

サクロウ

・のらサムライ

・情熱と実感で切り拓く、“突破の指南者”

・Webメディア運営13年目

・男にモテるくらいの漢になりたい

・ストイックが得意

・筋トレやアウトドア好き(最近登山行けてないけど)

・日本人、和食だとサバとか好き

・知恵知識を地層に

・元書店員4年、元古書店店主10年、読書・選書が好き

・AIでサクラや怪しいレビューは一掃。ちゃんと選びたい人にこそ、見えないとこで力使ってるぜ。

・I am a Japanese creator.

親父は薄かった──でも、オレはいま山を走ってる

オレの親父は、若いころから額が広かった。
30代の後半には、帽子をかぶることが増えてたし、たぶん本人も気にしてたんだと思う。

そんな親父の姿を、子どもの頃のオレはぼんやり見てた。

大人になって、自分の額を鏡で見るとき──ふと、その記憶がよみがえる。
「オレも、いずれ…」って。

でも、そのたびに思うんだ。

──オレはいま、山を走れてる。

汗をかいて、風を受けて、太陽を浴びながら。
まだ、髪は残ってる。頭皮も元気だ。

「親父がそうだったから、オレもそうなる」って、決まってるわけじゃない。

そう言い切れるのは、いろんなことを“感じてきた”からだ。

薄毛の“遺伝子”って本当にあるのか?知識と体感のあいだ

まず、大前提として。
薄毛には遺伝の要素がある。それは事実。
特にAGA(男性型脱毛症)ってやつは、5αリダクターゼっていう酵素が関係してる。
この酵素の働きが活発な人ほど、DHTっていう悪玉ホルモンが増えて、毛根にダメージがいくんだ。

で、この酵素の活性度合いは、ある程度「遺伝」で決まる。
しかも、母方からの遺伝影響が強いって言われることもある。

…とまあ、ここまでが“理屈”の話な。

でも、オレが知りたいのは“体感”だ。

たとえば、親父とオレは、確かに血がつながってる。
だけど、同じ時間を同じように生きてるわけじゃない。

親父は夜遅くまで働いてた。栄養も偏ってた。タバコも吸ってた。
オレは、山を走ってる。湯を飲み、野菜を食って、陽を浴びてる。

「オレたちは、ちがう」

それは、ただの願望じゃない。毎日の積み重ねが、“頭皮の未来”を変えていくって、オレは信じてる。

生活が頭皮を育てる──運動、食事、ストレス、それぞれの重み

髪の毛って、体の外にあるくせに、すごく“内側”を映すんだ。

運動をサボってた時期、なんとなく頭皮が重かった。
食事が乱れてたとき、脂が増えた。枕がべたついてた。
ストレスで眠れなかった夜、朝の髪がペタンとしてた。

逆に、登山や筋トレで汗をかいたあとは、頭皮が軽い。
バランスのいい食事を意識してると、髪のまとまりが変わる。
朝日を浴びる生活が続くと、全体的に“毛が元気”な感じがある。

科学的な数値じゃなくていい。
自分の“感触”を大事にすると、頭皮はちゃんと応えてくる。

オレはそれを、“風の通り方”で感じてる。

抜け毛や薄毛は「遺伝」って言葉ひとつで片付けられがちだけど──
その火種に、どう火をつけるか。
どう守るか。
それを決めるのは、オレたち自身だと思ってる。

遺伝と戦わない──“火の継ぎ方”を見てきた仲間の話

オレの仲間にも、親がけっこう薄毛なやつがいる。
でも、そいつ自身の髪は、しっかり残ってる。

理由は単純──ちゃんと整えてるからだ。

その仲間は、風呂のあとにきちんとドライヤーをかけて、頭皮マッサージもしてる。
シャンプーも成分に気を遣ってるし、脂っこいものを避けて、ちゃんと湯を飲んでる。

週に何回かは軽く走る。汗をかく。寝る時間を乱さないようにしてる。

「親父が薄毛だったから、余計に怖くてさ」って、そいつは笑ってた。

でも、その“怖さ”を放っておかずに、ちゃんと行動してる。
その積み重ねが、今の髪を守ってるんだ。

オレは見てて思った。
「遺伝って、戦うもんじゃなくて、“扱うもん”なんだな」って。

たしかに“火種”は受け継ぐかもしれない。
でも、火の継ぎ方を選ぶのは、自分だ。

燃やすのか、消すのか。
その選択権は、いつも手の中にある。

サクロウの結論──遺伝は“種火”。でも火をどう扱うかは、自分次第だ

オレの答えは、こうだ。

「薄毛は、遺伝だけじゃ決まらない」

たしかに、スタート地点としての“体質”はある。
でも、それがすべてじゃない。

火種は受け継がれても──炎のかたちは、生き方が決める。

どんなに良い遺伝でも、無視すれば燃え尽きるし、
どんなに不利な遺伝でも、丁寧に整えれば守り抜ける。

親父からの火種があってよかった。
だからこそ、オレは“自分の火”を見つめられた。

あとは、それをどう扱うか。

風を受けながら走るたびに思う。
髪も心も──手入れして、育てて、生かしていくもんなんだって。

遺伝がくれた“きっかけ”を、自分の“選択”で未来に変えていく。
それが、オレの今だ。

伝言と問いかけ──「その火、まだ守れてるか?」

この記事を読んでくれてるあんたにも、たぶん“気になる瞬間”があると思う。 鏡の前で立ち止まるとき。 風が頭頂部を通りすぎるとき。 帽子をかぶるとき、ちょっとだけ理由を探してるとき。

──その火、まだ守れてるか?

親から受け継いだもの。 それが希望か、不安か、プレッシャーかは、人それぞれだ。 でも、“それをどう扱うか”を選べるのは、今のあんただけなんだ。

遺伝を理由にあきらめるのは、たぶん早すぎる。

火種を大切に扱えば、ちゃんと燃える。 明かりになる。温もりになる。

それが髪でも、心でも、どっちでもいい。 大事なのは、“生き方”だ。

オレはこれからも、風の中を走る。 風が吹いても、汗をかいても、帽子を脱いでも、怖くないように。

オレの火は、オレが守る。

そして── あんたの火も、きっと、守れると思うんだ。

信じて続けろ。 それが、サクロウの伝言だ。

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