引っ越し見積もりがズレる原因って、だいたい同じだ。
距離でも、値段でもない。荷物量が曖昧なまま進むこと。
段ボール何箱くらいか言えないまま見積もりを取ると、数字は軽く見える。
でも当日、荷物が積みきらない、作業が延びる、追加料金が出る。
損するというより、疲れる。気力が削られる。
逆に言えば、箱の目安さえ出せれば、引っ越しは一気にラクになる。
完璧じゃなくていい。正確じゃなくていい。
曖昧のまま進めない。それだけで、見積もりは安定する。
この記事では、段ボールの数をざっくり出す方法を、部屋別に整理する。
さらに、冷蔵庫やベッドみたいな大物での補正のやり方、迷ったときに崩れない数え方、見積もりにそのまま貼れるメモの形まで用意した。
箱数が出たら、次は比較だ。
損しない順番で見積もりを進めれば、迷いは減る。
まずは段ボール何箱か、ここで決めよう。
引っ越し前って、頭が散らかる。だから箱数まで手が回らない。でも箱数が決まるだけで、見積もりは一気にラクになる。
目次
まず結論 段ボール数が決まると見積もりが安定する
先に結論だけ言う。
段ボールが何箱くらいか。これが言えるだけで、見積もりはブレにくくなる。
理由はシンプルだ。
荷物量が見えないと、業者は安全側に振れない。
安全側に振れない見積もりは、当日になって条件が増えやすい。
逆に、箱数の目安があるとこうなる。
見積もりの会話が短くなる。
比較が成立する。
当日の作業時間のブレが減る。
追加料金の不安が減る。
ここで大事なのは、正確さじゃない。
完璧な箱数を当てることじゃなく、曖昧なまま進めないことだ。
迷ったら、多めでいい。
少なめに言って後で増える方が、しんどい。
箱数は、あなたの引っ越しをラクにするための目安だ。
次は、その目安を最短で出すための考え方を整理する。
早見の作り方がわかると、数えるのが一気に軽くなる。
段ボール換算の早見の考え方
段ボールの数え方で迷うのは、真面目に全部を数えようとするからだ。
引っ越しの箱数は、だいたいで十分。大事なのは、比較できる形にすること。
早見を作るときの考え方は3つだけ。
1 まずは箱に入るものだけを数える
服、本、食器、日用品。
こういう「箱に入るもの」を先に数える。
逆に、ベッドや冷蔵庫みたいな大物は、あとで別で補正すればいい。
箱に入るものが見えると、段ボールの数は一気に出せる。
2 一箱の基準を決めてブレを減らす
段ボールはサイズが違う。入れ方も違う。
だから基準をひとつだけ決める。
迷ったら、スーパーでもらう中サイズの箱を基準にする感覚でいい。
大きめの箱でギュウギュウに詰めるより、普通サイズで回す方が安全だ。
基準が決まると、箱数の見積もりが安定する。
3 少なめより多めが安全
箱数を少なく言うと、当日増える。
当日増えると、作業が延びる。
作業が延びると、追加の話が出やすい。
だから迷ったら、多め。
少し余るくらいがちょうどいい。足りない方がしんどい。
ここまでの考え方で、箱数は出せる。
次は、部屋別にさらにラクにする。
1Kから3LDKまで、ざっくり数え方を置く。自分の部屋に当てはめればいい。
部屋別の数え方 1K 1LDK 2LDK 3LDK
ここからは、細かい理屈はいらない。
自分の間取りのところだけ見て、段ボールの目安を出せばいい。
数え方のコツはひとつ。
部屋ごとに、箱に入るものをまとめて考える。
そして最後に、大物で補正する。
1K ワンルームの数え方
1Kやワンルームは、箱数の差がそのまま生活の差だ。
目安としては、段ボールが少なめから中くらいに収まりやすい。
数える順番はこれでいい。
服(クローゼット)
本や書類(棚や机)
キッチン(食器 日用品)
洗面まわり(タオル 洗剤 ストック)
この4つを見て、だいたい何箱かを決める。
迷ったら、キッチンと洗面は多めに見積もる。細かい物が多いからだ。
1LDKの数え方
1LDKは、荷物が増えたようで増えていないことも多い。
増えるのは、リビングに置いた雑貨や小物だ。
寝室ゾーン(服 寝具)
リビングゾーン(雑貨 小型家電)
キッチンゾーン(食器 ストック)
収納ゾーン(季節物 まとめ買い)
ここでの罠は、リビングの小物。
小物は箱数を増やす。増やすのに、見落としやすい。
「棚の上」「テーブルの上」「床置きの箱」この3か所を見たら、だいたい当たる。
2LDKの数え方
2LDKは、部屋が増えた分だけ箱が増えるというより、カテゴリが増える。
子ども部屋、趣味部屋、仕事部屋。
つまり「本」「道具」「思い出」が増えていることが多い。
部屋ごとに、これだけ見ればいい。
クローゼット(服)
本棚(本 書類)
引き出し(小物)
押し入れ(季節物)
押し入れは、とにかく箱が増える。
見積もりのズレが出やすい場所だから、ここは多めでいい。
3LDKの数え方
3LDKは、段ボールの数より先に、作業時間が伸びやすい。
荷物が多いだけじゃなく、導線が長くなる。仕分けが増える。
数え方はシンプルにする。
寝室
リビング
各部屋
収納
この4ブロックに分けて、箱に入るものだけを数える。
そして最後に、大物と家電で補正する。
家族の引っ越しは、完璧に当てなくていい。
「だいたい多め」で、作業が止まらない方が大事だ。
次は、大物での補正だ。
段ボールの数だけでは読めない部分を、冷蔵庫やベッドで整える。
大物で補正する 家電と家具チェック
段ボールの数が出たら、次は大物だ。
箱に入らないものが増えると、見積もりは箱数だけでは読めなくなる。
大物は、料金というより「作業時間」と「手間」を増やす。
つまり、当日のブレの原因になる。
ここで補正しておくと、見積もりの精度が上がる。
数え方は簡単。
大物をカテゴリで分けて、個数だけ出す。
家電 まずはこの5つ
冷蔵庫
洗濯機
テレビ
電子レンジ
エアコン
冷蔵庫と洗濯機は、引っ越しの重心だ。
大きいほど、搬出搬入の難易度が上がる。
階段や導線が絡むなら、ここは必ず先に伝える。
エアコンがあるなら、取り外しと取り付けが必要かも確認する。
ここが曖昧だと、当日がバタつく。
家具 まずはこの6つ
ベッド
ソファ
食器棚
タンス
デスク
本棚
ベッドと食器棚は、サイズと導線の相性が悪いと一気に時間が伸びる。
搬出のときに曲がれない、通らない、分解が必要。
そういう話は、見積もりの段階で出しておく方がラクだ。
作業が増えやすいものはメモしておく
ピアノ
大型水槽
ガラス天板の家具
ドラム式洗濯機
大型ミラー
こういうものは、扱いが特殊になりやすい。
特殊は、追加の話になりやすい。
隠さず、先に言っておく。それが結局いちばん安い。
箱数と大物の個数が揃うと、見積もりはかなり安定する。
次は、迷ったときに崩れない数え方を3ステップでまとめる。
引っ越し前の頭でも、そのまま使える形にする。
迷ったときの数え方 3ステップ
引っ越し前って、頭が散らかる。
だから数え方も、迷わない形にしておく。
ここは3ステップでいい。
ステップ1 捨てるより先に 分ける
いきなり捨てようとすると止まる。判断が重いからだ。
先にやるのは分ける。
持っていく
捨てる
保留
この3つに分けるだけで、荷物の輪郭が出る。
保留を作っていい。引っ越しはスピード勝負の場面もある。
ステップ2 段ボールに入るもの と 入らないものを分ける
次にやるのは、箱に入るかどうかで分けること。
箱に入るものは、段ボール数になる。
箱に入らないものは、大物になる。
ここを分けると、数える対象が減って、迷いが減る。
箱数を出すのに必要なのは、箱に入るものだけだ。
ステップ3 大物だけ別カウントして補正する
最後に、大物を個数で数える。
冷蔵庫、洗濯機、ベッド、ソファ、食器棚。
まずはこのへんだけでいい。
この3ステップで、箱数と大物が揃う。
揃えば、見積もりの会話は短くなる。
短くなれば、比較が成立する。比較が成立すれば、決められる。
次は、見積もりにそのまま貼れるコピペ用メモを置く。
ここまで作っておくと、引っ越しの面倒が一段減る。
見積もりに伝えるコピペ用メモ
見積もりは、言い方でラクになる。
条件を口で説明し続けると疲れる。だから最初から、渡す形にしておく。
下は、そのまま貼って使えるメモだ。
埋められるところだけでいい。空欄があっても進められる。
現住所:(階数/エレベーター 有・無)
新住所:(階数/エレベーター 有・無)
駐車位置:近い・遠い(玄関から___mくらい)
段ボール:箱くらい(迷ったら多め) 大物:点(冷蔵庫/洗濯機/ベッド/ソファ/食器棚 など)
梱包:自分でやる・一部だけ頼みたい・ほぼ頼みたい
希望日:_ 妥協できる日:_(平日OK/午後OK など)
不用品:あり・なし(大物があれば_)
このメモがあるだけで、見積もりの会話は短くなる。
短くなると、連絡のストレスが減る。ストレスが減ると、判断が崩れない。
箱数と大物が揃ったら、次は比較だ。
損しない順番で見積もりを進めれば、迷いは減る。
次は、ここまでできたら何をすればいいか。
このメモを持って、見積もりをラクに決める手順へつなげる。
ここまでできたら次にやること
ここまで来たら、もう勝ってる。
段ボールの箱数と、大物の個数が言える。
それだけで、見積もりは「なんとなくの値段」じゃなく「比較できる数字」になる。
次にやることはシンプルだ。
1 見積もりは2〜3社で取る
多く取るほど正しくなるわけじゃない。
増やすほど疲れて、決められなくなる。
箱数と大物が揃ってるなら、2〜3社で十分。
同じ条件で比べて、決めるだけでいい。
2 質問テンプレで追加料金の条件を潰す
箱数が決まっても、追加料金の不安は残る。
残る原因は、当日の条件だ。
階段、駐車位置、導線、時間指定、家電の脱着。
このへんの「増える条件」を先に聞けば、ブレは減る。
3 最後に総額と条件を揃えて決める
最後に見るのは総額。
ただし、条件が揃っていることが前提だ。
同じ条件で比べて、納得できるところに決める。
引っ越しは、準備でラクになる。
箱数が出た今なら、見積もりを取るのが怖くない。
まとめ
見積もりがズレる原因は、荷物量が曖昧なまま進むことだ。
段ボール何箱かをざっくり出して、大物で補正して、コピペ用メモに落とす。
これだけで、見積もりの会話は短くなる。判断も崩れにくくなる。
完璧じゃなくていい。
曖昧のまま進めない。
それだけで、引っ越しは一気にラクになる。





